皮膚科

一般皮膚科について

一般皮膚科について
湿疹、かぶれ、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、脂漏性皮膚炎、じんましん、薬疹、熱傷、虫刺され、にきび、脱毛症、水虫、口唇ヘルペス、帯状疱疹、水ぼうそう、とびひ、たこ、うおのめ、ウイルスいぼ、粉瘤、ほくろ、老人性いぼ、乾癬、掌蹠膿疱症、皮膚がんなどの皮膚科全般の診断・治療を行っています。診察をし、血液検査、アレルギー検査、真菌鏡検、ダーモスコピー検査、皮膚生検などが必要と考えられれば患者様に説明し、それらの検査を検討しています。

アトピー性皮膚炎

先天的に皮膚バリア機能が低下しており、後天的にさまざまな刺激因子が作用して、慢性に湿疹・皮膚炎を繰り返します(乳児期で2か月以上、その他では6か月以上)。喘息やアレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎の家族歴や既往歴のあることが多いです。
診断、重症度の評価をし、悪化因子の検索を行います。治療は、保湿剤とステロイド外用薬が中心になりますが、症状に応じて抗ヒスタミン薬の内服やプロトピック軟膏の外用も行います。重症の場合は免疫抑制剤の内服も行います。

じんましん

突然、円形から楕円形の痒みを伴う赤い膨らみがみられ、激しい痒みを伴います。通常、皮疹は数時間で消退します。食物、物理的刺激、薬剤、精神的ストレスなど様々な要因が考えられますが、原因が特定できないことが多いです。
治療は抗ヒスタミン薬の内服を行います。重症例にはステロイドの内服、点滴を行います。

にきび

ホルモンバランスの乱れや皮脂の過剰生産、常在菌であるアクネ桿菌、皮膚の角化異常など多数の因子が関与します。90%以上の思春期男女が経験しますが、偏った食生活、睡眠不足、外的刺激、化粧品、便通などが原因で大人にも発症します。
治療はレチノイド外用、抗生剤の内服・外用を行います。当院ではケミカルピーリングも行っています。スキンケア用品の販売も行っており、保険診療と併用することでより治療効果を得ることができます。

かぶれ

誰にでも生じうる刺激性接触皮膚炎と、アレルギー機序によって生じるアレルギー性接触皮膚炎があります。
主な原因は、毛染め、化粧品、植物、医薬品など多々存在します。乳児のおむつ皮膚炎や主婦手湿疹なども刺激性接触皮膚炎に含まれます。
治療は、原因物質を絶ち、ステロイド外用や抗ヒスタミン薬の投与などを行います。

皮脂欠乏性湿疹

入浴時の洗いすぎなどを背景に、皮脂や汗の分泌が減少し、何らかの外的刺激により湿疹化を生じた状態です。
タオルで必要以上に皮膚をこすって洗わないよう指導をし、保湿剤でスキンケアを行い、湿疹が生じた場合やステロイド外用で治療をします。

尋常性乾癬

根本的な原因は不明ですが、遺伝的要因、薬剤などの外的要因、免疫学的要因などが考えられており、皮膚のターンオーバー時間が著名に短縮しています。肘頭や膝蓋、髪の生え際、臀部などの刺激を受けやすい部位に、厚い鱗屑という白い粉状のものを付着する赤い皮疹がみられます。
治療はステロイド外用、活性型ビタミンD3外用、重症例ではレチノイドやシクロスポリンの内服を行います。

尋常性疣贅(ウイルスいぼ)

ヒト乳頭腫ウイルス感染によります。手足や足底に好発し、2週間おきに受診して、冷凍凝固療法を行います。足底は角質が厚いので治療期間が長くなります。その為、角質を削りながら治療を行います。

帯状疱疹

水痘罹患後に、潜伏感染をしていた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。皮疹は帯状にみられ、神経に沿った痛みを伴います。高齢の患者様が多いですが、過労やストレスで若年者でも発症します。
治療は抗ウイルス剤の内服を行いますが、腎機能障害がある場合は内服薬の減量が必要なので、当院では極力投与前に血液検査を行ってもらい、腎機能を確認してから内服薬の処方をしています。

粉瘤

頭頸部や体幹上部、腰臀部に好発する、ドーム状に隆起した皮膚の腫瘍です。通常、自覚症状はありませんが、感染を伴うと発赤や痛みがみられます。
炎症のない数cm大の腫瘍であれば、後日全摘術を検討します。炎症を伴っている場合は、局所麻酔下に切開・排膿を行い、炎症が治まってから外科的に摘出することもあります。

母斑細胞母斑・色素性母斑(ほくろ)

ほくろの治療では保険適用と自費診療の両方があります。
ダーモスコピー所見からも良性と考えられるほくろは、レーザーの適応になりますが、長径6mmを超える手のひら、足の裏の病変や、比較的大きなものでは、悪性化リスクの側面から、外科的切除、病理検査を基本とします。
整容的側面から、大きすぎて切除できないものは、悪性黒色腫の可能性がある場合は速やかに他院に紹介します。

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